会津木綿の新たな魅力、ランウェイ彩る 福島県会津若松市でフェス 現代衣装と華やか融合 葵ゼミ活動でデザイン

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会津木綿の新たな魅力、ランウェイ彩る 福島県会津若松市でフェス 現代衣装と華やか融合 葵ゼミ活動でデザイン

福島便り


ミニリボンがあしらわれたワンピース、足元に向かって柔らかく広がるスカート、鮮やかな赤が目を引くキャミソールワンピース―。会津木綿と現代ファッションが融合するショー「伝統美をまとう
会津木綿フェスタ」は、福島県会津若松市の国登録有形文化財「竹藤」内のたけとう茶屋で催された。会津木綿の新たな魅力がランウェイを彩った。
市内の葵高の地域課題探求活動「葵ゼミ」の一環。衣装は同校2年の長田愛望さんがデザインし、市内のクラフト作家長嶺恵美さんが制作を手がけた。
ショーでは長田さんを含め、葵高生がモデルを務めた。会津木綿の柔らかな風合いを生かした多彩な衣装で来場者を魅了した。ニットカーディガンやパンツと合わせたスタイル、バッグ、ストールなどの小物に合わせた斬新な着こなしも披露した。来場者からは終始、感嘆の声が上がっていた。喜多方市から訪れた佐藤昭子さん(92)と鈴木恵子さん(84)は「どの衣装もすてきだった。会津木綿がこんなにかわいくなるとは思わなかった」と話した。
観覧後、たけとう茶屋が提供する県産のモモ、会津産のリンゴを使ったジュースやプリンなどを堪能した。(会津版)