福島便り
サッカーJ2いわきFCを運営するいわきスポーツクラブは3日、新スタジアム整備に関するサポーター向けの説明会を福島県いわき市文化センターで開いた。大倉智社長はスタジアム建設に向けた市民の機運を高めるためのクラウドファンディングを実施する意向を示し、「賛同者がいることを数で示せる。(スタジアム整備に)みんなで参画してもらえるような仕組みを考えていきたい」と語った。
約200人が参加した。大倉社長は小名浜地区を整備候補地とする新スタジアム「IWAKI
STADIUM
LABO(仮称)」の基本構想を説明し、参加者からの質問に答えた。
「J1が上がった時に収容人数が1万人規模で大丈夫なのか」という問いに対し、大倉社長は「予算や駐車場、スペースの関係もあり、1万人規模とした。収容人数に対し、常に8割が埋まっている熱狂空間を作りたい」と答えた。また、アウェーチームのサポーター席は1500人規模の設置を想定し、試合に応じて可変する、との考えを示した。ラグビーやアメリカンフットボールなど他競技での活用の可能性にも触れた。