福島便り
6日から始まる春の全国交通安全運動に合わせ、福島県いわき市の各警察署管内で出発式や啓発活動が行われた。交通事故防止や飲酒運転の根絶、自転車や電動キックボード利用時のヘルメット着用など、交通ルールの順守の徹底を重点に、15日まで呼びかけを強化する。【いわき中央署】3日、いわき市のアリオスで出動式を行い、同署や交通関係団体から約70人が出席した。
市交通安全対策協議会長の内田広之市長が「痛ましい事故がなくなるよう、交通安全教室などの活動を進めていきたい」とあいさつし、阿部勝也署長、根本和代県いわき地方振興局長らが協力を呼びかけた。
式終了後、市内のマルトSC平尼子店で啓発活動を繰り広げた。参加者が飲酒運転の撲滅や事故防止を呼びかけるチラシなどを買い物客らに配布した。【いわき東署】4日、市内の小名浜公民館で行った。
同署や交通関係団体から約70人が参加。小名浜地区交通安全対策協議会長の伊藤晴輝市小名浜支所長、斎藤勲署長、佐藤一弘いわき東地区交通安全協会長があいさつ。出動申告後、白バイやパトカーに乗り込んだ署員らが一斉に管内のパトロールに出動した。
式終了後、関係者は周辺で啓発活動を繰り広げ、交通事故防止や飲酒運転根絶を訴えた。【いわき南署】4日、茨城県北茨城市のカインズ北茨城店周辺の国道6号で、茨城県警高萩署と合同県境交通安全キャンペーンを繰り広げた。内田広之いわき市長と高萩市長、岡部定雄いわき南署長、高萩署長、交通関係団体などから約150人が参加した。参加者は沿道や交差点に立ち、のぼり旗やハンドプレートを手に安全運転を呼びかけた。内田市長らがドライバーに交通安全のチラシなどを手渡した。(いわき版)