福島便り
ファーストヘルステック(福島県須賀川市)が人工知能(AI)を用いて開発した、歩行データに基づく靴の中敷き(インソール)「FOOT
AiLE(フットエール)」の県内での販売が始まった。熊田新次社長は「福島発の技術で、足裏から健康を守りたい」と普及に意欲を示している。
樋口良之福島大共生システム理工学類教授らと連携し、約千人の歩行時の足圧データを検証。約5年がかりで設計システムを構築した。AIが使用者の足裏の形状や特徴に適した「オーダーメードインソール」を導き出す。健康促進や運動時のけが防止などに役立つという。
熊田社長は医療関係者とフットケアに関する研究会を組織するなど、足の健康に気を配る大切さを発信している。今後は代理店との連携強化や、製品に関心を寄せるスペインのサッカークラブへの販売を進める。
地域貢献の一環として県民向けには特別価格で販売する。同社のインスタグラムをフォローすれば、さらに割り引く。インスタグラムや専用サイトはQRコードから閲覧できる。問い合わせはサイトか、足に優しい靴屋さんベルガモットへ。