福島市の「凍天」が最高金賞 ご当地冷凍食品大賞 関西や九州の催事でも好評

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福島市の「凍天」が最高金賞 ご当地冷凍食品大賞 関西や九州の催事でも好評

福島便り


「日本全国!ご当地冷凍食品大賞2024―2025」で、キノシタコーポレーション(福島市)の凍天(しみてん)が最高金賞に選ばれた。東日本大震災などの影響で一旦は製造がストップした経緯があり、味わいとともに、地元に愛されてきたソウルフードの復活秘話が評価された。
冷凍食品大賞は一般社団法人未来の食卓(東京都)の主催で初めて開かれ、全国から72点の応募があった。2次・3次審査を経て凍天を含む4点が最高金賞に選ばれた。
凍天は南相馬市にあった前製造元が2019年に製造を中止した。人気の味を守りたいと、キノシタコーポレーションがレシピを学んで商標を取得し、翌年9月に販売を再開。県外にも幅広く広めたいと冷凍商品にも力を入れ、関西や九州の百貨店の催事でも好評を博している。
以前から凍天のファンだったという木下秀之社長は「唯一無二の素晴らしい商材。受賞を機においしさをさらに広めたい」と気持ちを新たにしている。