福島便り
福島県郡山市のヨーク開成山スタジアム(開成山野球場)で6日に行われたプロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの福島レッドホープスのホーム開幕戦には609人が訪れ、選手のプレーを後押しした。会場では多彩な催しが繰り広げられた。
試合に先立ち、岩村明憲会長兼社長があいさつした。「精いっぱい戦うレッドホープスを、一年を通して見てほしい」と呼びかけた。安積高合唱部が国歌斉唱した。プロ野球楽天元監督の平石洋介さんが始球式を務めた。
会場では箸を使ってビー玉をつかむゲームも催された。郡山チアリーダーズのメンバーがパフォーマンスを披露し、観客を盛り上げた。
今季も一部のホーム戦で、場内アナウンスなどに県内の小学生らがチャレンジする。この日の五回裏の攻撃で選手の名前を読み上げた郡山市の高坂漱典さん(逢瀬中1年)は「ヒットを打ってほしいと願いながら読んだ。緊張した」と振り返った。弟の慧典さん(多田野小1年)は「ドキドキしたけど、頑張って話した。楽しかった」と笑顔だった。(郡山版)