福島便り
福島県北塩原村の裏磐梯ビジターセンターは18日、再オープンする。裏磐梯の豊かな自然を五感で楽しめる展示物などを備え、磐梯朝日国立公園の魅力を幅広く発信する。
裏磐梯観光の拠点として、環境省が2003(平成15)年に設置した。老朽化などのために2023(令和5)年10月から休館し、改修作業が進められてきた。
刷新した展示内容は「すみか」をテーマに、クマ目線で裏磐梯の四季を伝える。木の隙間からのぞきこむようにして、裏磐梯の動植物を見たり触れたりできる。葉っぱの模型をめくると昆虫が姿を現すなど、子どもが楽しめる工夫が凝らされている。
鳥やセミなどの鳴き声を聞きながら、くつろげる空間、飲食可能な休憩スペースも新設した。
18日は午前11時から記念式典を行う。20日までの3日間は飲食店などが並ぶ屋外マルシェを開催する。
入館無料。開館時間は午前9時から午後5時まで。火曜休館。