【桜紀行】横田陣屋御殿桜(福島県須賀川市)

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【桜紀行】横田陣屋御殿桜(福島県須賀川市)

福島便り


推定樹齢300年のエドヒガン。高さ10メートルを超える古木から枝が垂れ下がるさまは美しい滝を思わせる。濃い桃色の花びらが見物客を魅了している。
江戸時代、一帯を領していた溝口家が陣屋を改築した際に植えられた由来にちなみ、「御[ご]殿[てん]桜」の名で親しまれている。建物は戊辰戦争の戦火で焼失したが、奇跡的に難を逃れた。溝口家家臣の大岡氏に引き継がれ、子孫の大岡清一さん(74)が管理している。見頃は1週間ほど続く見通し。【アクセス】福島県の東北自動車道須賀川インターチェンジ(IC)から車で15分。