福島便り
福島市松川地区の松川小と金谷川小、下川崎小、松陵中を統合した「松陵義務教育学校」で7日、開校式が行われた。市内で初めての小中一貫の義務教育学校で、市内の公立小中学校では最大規模となる。1~9年生までの807人が新たな歴史の1ページを刻んだ。
開校式で木幡浩市長、佐藤秀美市教育長があいさつし、特設合唱部の児童23人と中学3年に当たる9年生の88人が新たな校歌を披露した。2~8年生の児童・生徒はオンラインで出席した。
引き続き、入学式が行われた。新入生の1年生89人が7年生(中学1年生)に手を引かれて入場した。一人一人の名前が呼ばれると元気に返事をして立ち上がった。小林将路校長は校訓の「歳寒松柏」を掲げ、「厳しい状況に直面しても、自分自身をしっかりと持ち、頑張る心の強さを身に付けてほしい」とあいさつした。
生徒会長の寺島颯希さん(14)=9年=は「みんな仲良く、協力し合える雰囲気の学校にしていきたい」と話した。
松陵義務教育学校は学年の枠を超えた活動を充実させるほか、総合的な学習の一つに「まつかわ学」を設け、地域ならではの探究的な学びの場を提供する。(県北版)