福島便り
福島県の魅力をPRする台湾のダンスユニット「福島もも娘」は、5月24~26日に南相馬市などで繰り広げられる相馬野馬追の情報発信を担う。メンバーらが10日、南相馬市役所を訪れ、門馬和夫市長と懇談した。
飯舘村の企業サクラ・シスターズが昨年結成したユニットで、4月から「シーズン2」としてメンバーを一新した。台湾人のアブーさん、ジャンジャンさん、レナさん、リニーさん、エアリンさんと日本人のマコさんの6人で編成する。
6人は相馬野馬追を観覧し、会員制交流サイト(SNS)などを通じて世界に発信する。5月24日に南相馬市原町区で開催される宵祭りに参加し、ダンスの披露や台湾グルメの出店を計画している。サクラ・シスターズの峰岸ちひろ社長は相馬野馬追のライブ配信でリポーターを務める。
市役所にはジャンジャンさんを除くメンバーと峰岸社長、相沢裕豪南相馬事業所長が訪れた。リーダーのアブーさんは「台湾では馬文化に触れる機会が少ないので楽しみ。私たちのように見てみたいという台湾人は多いので、広く伝えていきたい」と意気込みを語った。(相双版)