ボンズアリーナがオープン 新拠点に熱気と歓声 バスケBリーグ2部、観客4616人来場 福島県郡山市

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ボンズアリーナがオープン 新拠点に熱気と歓声 バスケBリーグ2部、観客4616人来場 福島県郡山市

福島便り


福島県郡山市の宝来屋ボンズアリーナ(郡山総合体育館)が12日、グランドオープンした。こけら落としとして、バスケットボールBリーグ2部の福島ファイヤーボンズのホーム最終節が行われ、クラブ史上最多の4616人が来場した。18日からはバレーボールSVリーグの福島デンソーエアリービーズの試合が行われる。スポーツを通じた地域振興の拠点に市民らの期待が高まる。
ボンズは、同地区王者のアルティーリ千葉(A千葉)と白熱したプレーを展開。林翔太郎主将は「最初のシュートの歓声に鳥肌が立った。楽しかった」と振り返った。歓声が力になり、シュートの成功率が高かったと分析する。「このような環境でプレーできるのは当たり前ではない」と話し、「ホーム最終戦を勝ち切る」と誓った。
スポーツに加え、エンターテインメントなどのイベントも誘致でき、周辺の飲食店や宿泊施設への経済効果が期待される。リーグを指揮する島田慎二チェアマンは「若者の楽しみが増えて県外への流出防止などにもつながれば」と語った。
郡山市の会社員大越愛夢さん(33)は「歓声が会場に響き、一体感があった」と声を弾ませた。同市の開成小6年佐藤一新さん(11)は「プレーの迫力が増した」と感激した様子だった。
試合前のセレモニーでは、大滝秀雄開成山クロスフィールド代表取締役、品川萬里市長らがテープカットした。福島県出身の大賀彩姫さんが所属するAKB48がオープニングとハーフタイムに登場。ヒット曲「365日の紙飛行機」など華やかなステージを披露した。