福島県白河市で「小峰城さくらまつり」 寺田心さん(大河ドラマ松平定信役)登場

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福島県白河市で「小峰城さくらまつり」 寺田心さん(大河ドラマ松平定信役)登場

福島便り


城下町の春を彩る「白河小峰城さくらまつり」は13日、福島県白河市の城山公園で催され、NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で田安賢丸(のちの白河藩主松平定信)を演じた俳優寺田心さんのトークショーなどが行われた。
あいにくの小雨が降る中、寺田さんは鈴木和夫市長と共に登場し、来場者約300人に笑顔を振りまきながら「賢丸の曲がった事が嫌いなところは自分に似ている。やりたい事に向かって真っ直ぐに向かっていきたい」と今後の夢を語った。ドラマ収録中のエピソードも披露した。
恒例行事の川越藩火縄銃鉄砲隊保存会(埼玉県)の演武も繰り広げられた。寺田勝広会長の号令の下、火縄銃を構えた甲冑武者が発射のごう音を次々と響かせた。白河藩主だった松平直矩の子孫が川越藩主を務めた縁で毎年、保存会が白河市を訪れている。
白河観光物産協会などでつくる実行委員会の主催、白河市など共催、福島民報社などの後援。■「定信のイメージ変わる」寺田さん、白河への思い語る
寺田心さんは福島民報社などの取材に応じた。
―白河訪問は2度目。印象はどうか。
「やさしい方ばかりで温かさを感じる。奥ゆかしいけれど、知らない事は何でも教えてくれる。自然も豊かですてきなところだ」
―大河ドラマの収録を終えて思うことは。
「これまで定信はどちらかと言うと厳しいとか怖いイメージがあったと思う。『べらぼう』を見てもらえればイメージが変わるはず。注目してほしい」
―これから白河市とどう交流していきたいか。
「今までは仕事での来訪だったが、次はプライベートで来てみたい。小峰城を再訪したいし、市民待望の清水門が復元した際にはぜひ見たい」