福島便り
大阪・関西万博が開幕した13日、大阪市の人工島・夢洲の会場を訪れた人々は熱気に包まれた現場の空気に胸を高鳴らせた。夫婦で訪れた福島県福島市出身の新谷優貴子さん(49)=大阪府吹田市、大阪市・ECC国際外語専門学校留学コーディネーター=は「会場を歩くだけでも国際的な雰囲気があり、来て良かった」と笑顔を見せた。
入場はJR桜島駅(大阪市)からバスに乗って西ゲートを利用し、大阪メトロ直結で事前から大混雑予想だった東ゲートを回避。荷物検査はスムーズで、約30分で入場した。ただ、予約が必要なパビリオンは満席で、予約不要な場所も長い行列。「1日では全く時間が足りない」と実感したという。
万博で本県の出展や福島わらじまつりの披露など古里ゆかりの企画を複数知り、自宅がある大阪府内での開催ということもあり、何度も入場できる「通期パス」を購入した。「5~7月の福島関連のイベントが楽しみ」と心待ちにする。