福島便り
磐梯町に唯一の工場を置くカメラ、レンズメーカー「シグマ」(本社・川崎市)は、イタリア・ミラノで開催中の世界最大規模の家具見本市に初出展している。「メードイン会津」を前面に掲げ、高機能、高品質製品を生む会津のものづくり技術を発信している。
見本市は「ミラノデザインウィーク」で、最新のミラーレスカメラ「Sigma
BF」をはじめ、カメラ、レンズ、アクセサリーなどを展示。展示場の窓に会津産をアピールする「SIGMA
AIZU
JAPAN」の文字をあしらい、会津の風景を収めた映像も流している。
同社によると、会津を初めて知り、メードイン会津の理由を尋ねる来場者も多い。繊細なものづくりに適した会津人の真面目で実直な気質を伝えると、納得した表情を浮かべるという。
シグマは地域に根ざしたブランドとして、今春から商品カタログやホームページ、交流サイト(SNS)などで「メードイン会津」を積極的にPRしている。