春告げる旅鳥、シマアジ撮影　福島県郡山市の吉沢規次さん　ため池で５羽同時に

野鳥を撮影している福島県郡山市の会社員吉沢規次さんは１６日、市内のため池で春を告げる旅鳥のシマアジを撮影した。春と秋の渡りの時に日本を通過する鳥で、県内で観察された記録は少ないという。
シマアジは小型のカモ類。吉沢さんは１６日夕方、ため池で羽を休める姿を確認し、撮影した。通常は単独や数羽で観察されることが多いが、この日は雄３羽、雌２羽の計５羽が一緒にいた。
「５羽同時に見られたのはまれな経験だった」と吉沢さん。１７日朝には既に旅立ったらしく、「もう少し滞在してほしかった」と話した。（郡山版）