福島便り
福島県川内村は12日午前0時で交通事故死者ゼロ4千日を達成した。15日、村役場で村交通対策協議会に対する県交通対策協議会長(内堀雅雄知事)の表彰状伝達式を行い、出席者が交通安全の推進と記録更新へ決意を新たにした。
県相双地方交通対策協議会長の高橋和司県相双地方振興局長が、村交通対策協議会長の遠藤雄幸村長に表彰状を手渡した。遠藤村長は「村民のみなさんの安全意識啓発で達成できた。これを通過点に、道路環境が変わる中でも情報共有して安全に努めたい」と話した。吉田浩道双葉署長らが同席した。4千日達成を記念して村役場に懸垂幕を掲示した。
村内では2014(平成26)年4月29日に、60代男性が軽トラックを運転中に川に転落して亡くなって以来、交通死亡事故は起きていない。
富岡地区交通安全協会川内分会の秋元政志会長は約20年、会長を務めている。前回は交通事故死者ゼロ約4600日で記録が途絶えたといい「4千日を目標にテント村など力を合わせてきた。5千日の達成に向けて表示を充実させるなどして交通安全意識を高めていきたい」と意気込んだ。(相双版)