福島便り
福島県のJR只見線・只見(只見町)―大白川(新潟県魚沼市)駅間が運転再開した17日、只見駅周辺では歓迎ムードが広がった。待ち望んだ再開に利用客や出迎えた観光関係者に笑顔が広がった。
午前9時30分の只見駅発、午後2時25分の只見駅着の列車の時間に合わせ、駅前でじゅうねん油などを販売するげんき村が豚汁を振る舞った。14日の運転再開の発表を受け、町インフォメーションセンターと相談して急きょ準備した。訪れた人が手作りの豚汁のおもてなしに感謝した。
只見駅発の列車に乗り込んだ只見町の斎藤邦夫さん(84)は、これまでも月に数回利用してきた。「通院などで利用するので助かる。早く全線開通してほしい」と話した。
地元住民らが只見線に駅に訪れ、久しぶりに列車に手を振った。(会津版)