福島便り
福島県北塩原村の裏磐梯ビジターセンターは18日、改修を終えて再オープンした。磐梯朝日国立公園の豊かな自然を五感で楽しめる展示物を備え、飲食可能な休憩室などを新設した。
展示は「すみか」をテーマに一新した。森の中で生き物の姿をのぞいているような感覚で、裏磐梯の四季に触れられる。VR(仮想現実)による探勝路探索も体験できる。木質ペレットを活用した床暖房システム、雪室による冷房設備で脱炭素を推進する。
記念式典が行われ、中島尚子環境省東北地方環境事務所長、遠藤和夫村長らがテープカットした。
20日まで飲食店などが並ぶ屋外マルシェを開催している。
センターは環境省が2003(平成15)年に設置した。老朽化などのために2023(令和5)年10月から休館し、改修作業が進められてきた。
入館無料。開館時間は午前9時から午後5時まで。火曜休館。