福島便り
福島県田村市内の旧5町村にある各観光協会は来年度、田村市観光協会を発足させる。これまで以上に連携を図り、観光振興に努めていく。15日、市役所で開かれた船引町観光協会総会の席上、方針が示された。
田村市は2005(平成17)年に滝根、大越、都路、常葉、船引の5町村が合併した。各観光協会はそれぞれに活動を継続してきたが今年、合併20年を迎え、より一体となった観光振興を図ることや人口減少などの課題解決と持続可能な組織づくりを目指すため、来年4月1日の市観光協会の設立を決めた。
組織体制などは1年を掛けて協議していくが、各観光協会の上部組織に市観光協会を設けることを想定している。大きな祭りなどは実行委員会をつくるなどして開催し、地域の伝統を守り、継承しながら、市内外に魅力をアピールしていく。
船引町観光協会の総会では、箱崎哲司会長ら約50人が出席した。事業計画で5月18日に片曽根山の山開き、8月17日に田村名物灯籠流しと花火大会を開くことなどを決めた。
役員改選で箱崎会長を再任した。また、役員の任期を3年から2年に変更した。白石高司市長、大橋幹一市議会議長らが祝辞を述べた。(県南版)