福島便り
福島県本宮市は18日、女性による防災組織「まゆみ防災リーダーズ」を発足した。防火防災に関する知識の向上を図り、地域で活躍する防災リーダー育成を目指す。
まゆみ防災リーダーズは市女性消防協力隊が前身。家庭を持つ人が負担を感じないよう、組織体制や活動内容をリニューアルした。
各行政区から会員を1人選出する。防災研修や救急救命講習を受講し、知識や技術を高める。災害時には避難所運営のサポートなどを想定しており、被災者を支援し、行政と市民のつなぎ役を担う。
消防署と連携し、火災予防の呼びかけや1人暮らし高齢者の防火診断も実施する。
同日、本宮市民元気いきいき応援プラザ「えぽか」で設立総会を開いた。高松義行市長が、まゆみ防災リーダーズの渡辺真理子会長にベストと帽子を交付した。火災予防週間や街頭キャンペーンの実施などを盛り込んだ2025(令和7)年事業計画を決めた。(郡山版)