福島便り
陸上自衛隊郡山駐屯地の創立72周年記念行事は20日、福島県郡山市の駐屯地で行われた。訓練披露や装備品の展示、吹奏楽のステージなどを通し、来場者が自衛隊への理解を深めた。
観閲式では、今春、第6高射特科大隊長兼郡山駐屯地司令に就いた井垣健司2等陸佐が「地域と共生し、信頼される駐屯地となるよう一層精進していく」と式辞を述べた。多くの来場者が見守る中、車両47台に分乗した隊員が観閲行進した。
戦闘訓練では敵陣を攻略する動きを披露した。ヘリコプターや短距離防空用地対空ミサイルシステム(短SAM)、155ミリりゅう弾砲FH70などが登場し、FH70が空包を響かせた。
装備品の展示には家族連れが詰めかけ、子どもたちを車両に乗せたり、写真を撮影したりしていた。山形県にある神町駐屯地の第6音楽隊によるふれあいコンサートも開かれ、尚志高と大槻中の吹奏楽部が出演した。露店も並び、にぎわった。(郡山版)