災害時給水拠点の整備進める 福島県会津若松市 2036年までに13カ所 耐震化した配管で送水

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災害時給水拠点の整備進める 福島県会津若松市 2036年までに13カ所 耐震化した配管で送水

福島便り


福島県会津若松市は大規模地震発生時の断水に備え、災害時給水拠点の整備を進めている。新たに給水拠点を整備した市役所新庁舎南側駐車場で17日、関係者向けの説明会を開いた。
市は2036(令和18)年までの間に、市内13カ所に災害時給水拠点を整備する。給水栓には赤べこキャラクター「あかべぇ」をあしらい、給水スタンドやホース、開栓器具を入れた格納箱を併設する。水は滝沢浄水場から耐震化した配管を通じて送る。
この日は上水道施設課職員が室井照平市長らに使用方法などを説明した。室井市長は「(災害用のため)本来は使わないことが望ましいが、万一に備え、市民の安心安全につなげたい」と語った。
市は2028年度以降、河東支所など5カ所に耐震性貯水槽を整備する。
災害時給水拠点と耐震性貯水槽の整備時期、場所は次の通り。
◇災害時浄水場▽整備済み=滝沢浄水場、本庁舎▽2025年度=東部公園、鶴ケ城体育館▽2026年度=門田町御山▽2027年度=城北地区▽2030年度=一箕町八幡▽2031年度=材木町一丁目▽2033年度=城南地区▽2034年度=東山浄水場▽2035年度=松長地区▽2036年度=上下水道局、門田町日吉
◇耐震性貯水槽▽2028年度=河東支所、湯川村役場▽2029年度=扇町一号公園▽2034年度=北会津支所▽2036年度=大戸公民館(会津版)