福島便り 会津藩祖・保科正之をまつる福島県猪苗代町の土津神社参道沿いにある井戸「円清水」から約30年ぶりに水が湧き出ている。円清水は正之が自身の墓地を決める際に歩いていると、足元から湧き出たとされる。井戸の底には正之の足跡が残っていると伝えられている。30年ほど前に枯渇したが、こんこんと水が湧き出ているのが20日に確認された。神社は今冬の大雪で本殿棟木が落下する被害を受けている。湧出は大雪の影響の可能性もあるが、宮沢重嗣宮司は「吉兆」と捉えている。