福島便り
県内外の大学、高校の運動部やサークルの合宿を誘致しようと、福島県西郷村は村観光誘客促進協議会を設立し、今月から本格的な活動をスタートさせた。
協議会は22日で正式に解散した白河甲子高原観光開発協議会の後継組織。今年1月に発足し、会長には高橋広志村長が就いた。これまで前身の組織は合宿の宿泊助成金が1団体で上限6万円だったが、新組織では2倍の12万円に引き上げた。
甲子高原は夏は比較的に涼しく、村内には陸上競技場や体育館、野球場など多様な運動施設があり、協議会は多くの団体に利用を呼びかける。近く、合宿実績のある県内外の大学と高校に広報チラシを郵送する。
昨年度は村や白河市で東京や千葉、茨城などの大学と高校の陸上部、硬式野球部など11団体が利用し、延べ863人が宿泊した。
22日に村商工会館で開いた白河甲子高原観光開発協議会の総会で高橋村長は後継組織の設立を報告した上で、「新たな組織で運動施設の利活用を進め、地域の活性化に努めていきたい」とあいさつした。(県南版)