福島便り
福島市国際交流協会は2025(令和7)年度、外国人が医療機関を受診する際の支援に新たに取り組む。通訳アプリを活用したサポート、症状を医師に伝える通訳カード作成などを通して、市内で暮らしやすい環境づくりを進める。20日、市民センターで総会を開き決めた。
市内の外国人居住者数の目標人数を新たに設定した。2030年に3100人を目指す。実現した場合、外国人数は昨年12月末現在の2374人の1・3倍に当たり、市人口の1・2%程度になる。
外国人や外国にルーツを持つ人が立ち寄り生活や求職のサポートを受けられる多文化共生センター「Yuiverse」を引き続き運営することや、5月3日に市内のまちなか広場などで多文化共生に関心を持ってもらうイベント「結・ゆい・フェスタwith福島ファイヤーボンズ」を開催することも決めた。任期満了に伴う役員改選を行い、会長に木幡浩市長を再任した。任期は2年。
木幡市長は総会の冒頭であいさつした。人手不足の中で外国人材を活用する必要性が高まっているとし「外国人にとって住みよい地域をつくるのが大事になる」と述べた。(県北版)