福島便り
2度の福島県沖地震などで被害を受け休業していた、相馬市のホテルふたばやのオープニングセレモニーが24日、現地で行われた。関係者が地域の活性化と交流人口の増加に期待を寄せた。
同ホテルは地震や水害など度重なる災害で損壊し、その都度修繕し営業を続けた。2022(令和4)年3月の地震で大きな被害を受け、休業と建物の建て替えを決めた。
新たなホテルは鉄骨造り6階建てで、敷地面積940平方メートル、延べ床面積1503平方メートル。客室38部屋のほか、レストランやコワーキングスペース、ジムなどを設けた。5月11日にオープンする。
約40人が出席した。羽柴幸洋社長があいさつし、多くの人に愛されるホテルづくりを誓った。草野清貴相馬商工会議所会頭、荒秀一県議らが祝辞を述べた。関係者がテープカットし、ホテルの完成を祝った。出席者が施設を内覧し、設備や機能を確認した。
セレモニーに先立ち、竣工式を行った。(相双版)