福島便り
約1500年前から花を咲かせていたという伝説を持つ、伊佐須美神社の古木。会津五桜の一つに数えられる。
会津藩主松平容保が「飽きることがない」と和歌に詠んだほど、気品のある香りが訪れた人を魅了している。咲き始めは花全体が薄墨を含んだ白色で、次第に中心部が濃い紅色になる。
29日には神社で花[か]祝[しゅく]祭[さい]が催される。花びらを入れてついた餅を振る舞う。【アクセス】福島県の磐越自動車道新鶴スマートインターチェンジから車で約15分。JR只見線会津高田駅から徒歩で約25分。【問い合わせ】伊佐須美神社