福島便り
福島県田村市の船引高の生徒が年間を通じて職業体験をする「デュアル実習」の調印式は22日、同校で行われた。学校と地元企業、市が連携し、地域を担う人材を育てていく。
デュアル実習は、キャリア教育の一環で、生徒が通年で週一回、地元企業などに通い、社会で必要な知識や技術、心構えを学ぶ試み。2009年(平成21)年に始まった。
今年は2年生20人、3年生6人が参加。スーパーや食堂、工場、介護施設、小中学校など41事業所・施設が協力する。年度末には協力企業、保護者らを招き、実習成果発表会を開く。
調印式では運営協議会会長の白石高司市長と、田母神賢一校長、生徒を受け入れる企業を代表しエクストエンジニアの渡辺輝長専務があいさつした。生徒代表の宗形旺河さん(3年)が「田村市に貢献できる人材になれるように取り組んでいきたい」と決意を述べた。
渡辺専務、田母神校長、実習生保護者代表の佐久間智恵美さんが調印した。(県南版)