福島便り
内堀雅雄知事は25日、バドミントンのラケット用ガットを製造する福島県川俣町のCRSスポーツ工業川俣工場を視察し、同社やグループの取り組みの説明を受けた。
旧福田小に昨年9月に開設された川俣工場では、高強度の先端素材「カーボンナノチューブ(CNT)」を使ったガットを製造している。CRSスポーツ工業の佐藤充社長、関連企業のナミックの山下楠美子社長が工場開設の経緯や地元雇用の状況、震災からの復興と地域振興に向けた活動などを紹介した。ガットを製造する現場も案内した。川俣町の藤原一二町長が同行した。
内堀理事は「バドミントンの世界のトッププレーヤーが愛用するガットが、川俣で作られている。新しい雇用をうみ、地域の活性化に役立っている」と感想を述べた。(県北版)