福島便り
福島県いわき市の小名浜鹿島神社の春季例大祭は3、4の両日、同神社などで行われる。新型コロナの感染拡大を受けて見送っていた担ぎ神輿が2019(令和元)年以来、6年ぶりに復活し、小名浜地区を練り歩く。
コロナ禍後、トラックの荷台に神輿を安置して巡回してきた。神社の総代や地域から伝統ある担ぎ神輿を実施したいとの声が高まり、再開が決まった。
初日は午後6時から境内で宵宮となる。総代や神社関係者らが神事を行う。4日の本祭では、車に載せた本神輿や東北一と称される大太鼓(長さ、幅ともに2・7メートル、重さ2トン)が午前8時に宮出し、午後1時15分に小名浜市民会館発、午後4時20分ごろ宮入りする。
担ぎ神輿は午前9時に宮出し、午後1時20分に小名浜市民会館発、同2時50分に小名浜美食ホテル前発、同4時50分ごろに宮入りする予定。
関係者は「久しぶりに担ぎもあるので、開催が待ち遠しい」と話した。同神社では担ぎ手も募集している。(いわき版)