福島市を拠点にしている室屋選手が準優勝 エアレースエックス今季開幕 第1戦

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福島市を拠点にしている室屋選手が準優勝 エアレースエックス今季開幕 第1戦

福島便り


小型飛行機の国際大会「AIR
RACE
X(エアレースエックス)」の2025年シーズンが29日、開幕した。福島市を拠点とし、昨季、年間王者に輝いた室屋義秀選手(52)=レクサス・パスファインダー・エアレーシング=が第1戦で準優勝した。
6カ国の8選手が臨んでいる。各自の拠点に同一コースを設定し、11日からの10日間で計5回飛行しタイムを計測した。決勝トーナメントはこのうち3回の記録で競い、対戦相手より速いタイムの選手が勝ち上がる方式で行われた。
室屋選手は予選を2位で通過し、トーナメント初戦で1分1秒450、準決勝で58秒677を記録。決勝は1分0秒600となり、59秒504だったパトリック・デビッドソン選手(南アフリカ)に敗れた。
29日、福島市のふくしまスカイパークで開催された「ふくしまスカイパークフェスタ」で結果が発表された。室屋選手は報道陣の取材に「狙うは年間王者。機体の改良を進め、第2戦は確実に優勝したい」と気持ちを切り替えた。
大会は計4戦。第2戦が7月6日、第3戦が9月6日。第4戦は10月の予定。■迫力のフライト披露
スカイパークでフェスタ
ふくしまスカイパークフェスタでは、第1戦のパブリックビューイングが行われた。また、室屋選手が迫力あふれるフライトを繰り広げた。
春の行楽シーズンに合わせた同会場での大規模イベントは6年ぶり。市内の航空マーケティング会社・パスファインダーが主催した。室屋選手はエアショーやデモフライトなどを披露した。時折スモークを吹き出しながら、旋回を繰り返す圧巻の技を多くの来場者がカメラやスマートフォンに収めていた。
室屋選手は大型観光企画「ふくしまプレデスティネーションキャンペーン(DC)」の市による特別企画として、JR福島駅上空なども記念フライトした。