福島便り
福島県のいわき市消防本部は本格的な夏の到来を前に、熱中症リスクの高い高齢者を中心に予防対策を呼びかけている。
市消防本部によると、昨年4月から10月までの市内の熱中症による救急搬送人数は275人だった。前年と比べ92人減ったが、このうち約6割に当たる178人が高齢者だったという。
市消防本部は高齢者宅を訪れる機会の多い市内の配食サービス業者22事業者と連携し、熱中症予防を呼びかけるリーフレット1200枚を配布する。この他、市の公式LINEなども活用して市民に向けた啓発活動を展開する。
市消防本部の担当者は、「屋内で熱中症になるリスクが特に高くなっている。こまめな水分補給や冷房機器の適切な利用などを心がけてほしい」と呼びかけている。(いわき版)