「スカイブルー土湯」福島市に誕生 音楽ライブやイベントの新拠点 開所記念し4、5日に初のフェス

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「スカイブルー土湯」福島市に誕生 音楽ライブやイベントの新拠点 開所記念し4、5日に初のフェス

福島便り


福島市土湯温泉町に4日、新たな拠点「スカイブルー土湯」が誕生する。地域を盛り上げるため有志がボランティアで整備した。開所を記念し4、5両日に初のフェスティバルを催す。拠点の利用者を引き続き募集しており、地域へにぎわいの灯をともし続ける。
福島市街地から国道115号を土湯峠に向かい、横向トンネルを抜けた先に設ける。広さは約1万平方メートル。ライブをはじめ、物販イベントなどに利用できる。100台程度の駐車場があり、木漏れ日を浴びる林間に椅子やベンチを置く。滑り台などの遊具も設ける。
土地は土湯温泉の旅館ニュー扇屋専務の森山盛吉さんが所有している。東京電力福島第1原発事故発生直後は避難した浪江町民に畑などとして活用してもらった。その後は森山さんが使っていたが、地域活性化への思いを抱く市内の工務店福島総建会長の奥山寅美さんと意気投合し、人々が集う場に生まれ変わらせようと考えた。整備には福島総建の関係企業有志らが協力した。
8、9両月に音楽イベント、10月に往年の車が並ぶイベントが催される予定。森山さんは30日、ニュー扇屋おかみの森山雅代さん、福島総建社長の奥山健さんと共に福島民報社を訪れ「今後も多くのイベントに活用してほしい」と語った。
初のフェスティバルは4、5両日とも午前10時から午後4時に催す。シンガー・ソングライター、音楽グループ、フラダンスグループなど各日6組が登場する。雑貨や飲食物などを販売する。1日券は200円、高校生以下無料。問い合わせは事務局のメール
skyblue.tsuchiyu@gmail.com