福島便り
戊辰戦争で亡くなった会津藩士の妻や娘、母親らを慰霊する奈与竹之碑碑前祭は1日、福島県会津若松市の善龍寺で行われた。
寺には会津藩家老・西郷頼母の妻千重子の辞世の句にちなむ「奈与竹之碑」、頼母や戊辰戦争で自刃した西郷家21人の墓がある。
碑前祭は遺族と支援者でつくる嫋竹会の主催。本田樹会長が祭文を読み上げ、室井照平市長と横山淳市議会副議長が追悼の言葉を述べた。参列者が献花や読経、焼香を行った。会津吟詠会が詩吟、謹教小児童が「なよたけの歌」の合唱、葵高生がなぎなたを使った舞踊と演武をそれぞれ奉納し、先人の霊を弔った。