人気者のネコ館長「みそ」天国へ 福島県相馬市の千客万来館 9日までお別れ会

  • [エリア] 相馬市
人気者のネコ館長「みそ」天国へ 福島県相馬市の千客万来館 9日までお別れ会

福島便り


福島県相馬市の観光窓口の千客万来館で館長を務める雄ネコ「みそ」が先月、11歳で天国に旅立った。おとなしくクールな性格で、多くの来場者に愛された。千客万来館内にある市観光協会は9日まで、同館でお別れ会を開いている。
みそは2013(平成25)年8月生まれ。大野台仮設住宅に捨てられていたところを保護され、市職員に引き取られた。2016年に千客万来館の館長に就任すると、一躍人気者になった。生まれつき聴力が弱く、人に対する警戒心が薄かったという。近年は心臓の調子を悪くしており、〝出勤〟回数が減っていた。
グッズが販売されるなど市の観光PRに貢献した。不定期で「みそカフェ」を開くと、県外からもファンが訪れ交流したという。
お別れ会では、生前の写真、思い出をつづってもらうノートを並べている。ファンから写真を募り展示する。缶バッジやバッグなどを販売し、グッズのプレゼントもある。
時間は午前8時30分から午後5時まで。