読み聞かせ活動20年で文部科学大臣表彰 福島県古殿町の「あのね」 町長に報告、これからも活動続ける

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読み聞かせ活動20年で文部科学大臣表彰 福島県古殿町の「あのね」 町長に報告、これからも活動続ける

福島便り


福島県古殿町を中心に20年にわたり読み聞かせ活動を続け、2025(令和7)年度の子どもの読書活動優秀実践団体で文部科学大臣表彰を受けた「読み聞かせ会『あのね』」は1日、岡部光徳町長に受賞を報告し、今後も活動を続けていくと意気込んだ。
同会は2005(平成17)年から絵本や紙芝居の読み聞かせを行ってきた。2014年からは地域の民話や伝説を紙芝居にする「古殿まち物語紙芝居化プロジェクト」にも取り組んでいる。
プロジェクトは民話や伝説を子どもたちに語り継ぎ、郷土愛を持ってもらおうと始まった。地元に伝わる物語を読み聞かせた後、物語をイメージした絵を描いてもらいコンクール形式で募集。作品を基に会が紙芝居をつくる、という流れだ。
これまで14作品を紙芝居にし、うち9作品は絵本にもなった。阿久津華子代表は「作品は私たちの宝物にもなっている。これからも活動を続けたい」と話した。(県南版)