「南相馬矢野目の戦い」熱く 福島県南相馬市でサムライフェス

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「南相馬矢野目の戦い」熱く 福島県南相馬市でサムライフェス

福島便り


武士文化に親しむ第9回サムライフェスは5日、福島県南相馬市の雲雀ケ原祭場地で開催され、相馬と伊達の陣営に分かれた模擬合戦「南相馬矢野目の戦い」が繰り広げられた。
相双地方の高校生や企業などの有志でつくる実行委員会の主催。相馬野馬追にちなんだ伝統を若い感性で楽しもうと毎年、企画している。目玉の模擬合戦には約50人が参加した。甲[かっ]冑[ちゅう]や侍の衣装を身にまとい、模造のやりを手に対戦した。祭場地の芝の上で、戦国絵巻を思わせる戦いに汗を流した。
仙台市から訪れたドイツ出身のダメーロ・クリスティアンさん(40)は「サムライ気分を味わえた。最高に楽しい」と声を弾ませていた。
居合、なぎなたなどの演舞、和太鼓や相馬流れ山踊りも披露された。