福島便り 福島県相双地方の国重要無形民俗文化財「相馬野馬追」まで20日あまりに迫った5日、南相馬市鹿島区の烏崎海岸で出場予定馬の調教が行われた。日の出のころ、人馬が砂浜に姿を見せた。感触を確かめるようにゆっくり歩いた後、息を合わせ数往復駆けた。宇多郷騎馬会軍者の杉本智美さん(55)は「愛馬の調子が良い。役目をきちんと果たしたい」と話し、額の汗を拭っていた。今年の相馬野馬追は女性の出場規制が緩和され、24日から3日間、同市原町区の雲雀ケ原祭場地をメイン会場に繰り広げられる。