福島便り
建設業界の担い手確保を目指す「地域建設業就活セミナー」は1日、福島県会津若松市の会津工高で開かれ、生徒が地元建設会社に理解を深めた。
県建設業協会若松支部、宮下支部などでつくる「Change!どぼく実行委員会」の主催。建設業に就職する高卒者が少なため、業界の現状に理解を深めてもらおうと開いた。
建築インテリア科の3年生40人が参加した。丸庄工務所(会津美里町)の荒川英治社長が「地域建設業の役割」、会津土建(会津若松市)の桜井めぐみ総務室長が「新社会人に求められる資質」、秋山ユアビス建設(同)の小林匠さんが「建設業を担う若手技術者へ」と題してそれぞれ講演した。このうち、荒川社長はDX(デジタル変革)の活用事例、働き方改革など業界の動向を紹介した。
会津工高を卒業し、会津地方の建設会社で働く先輩を招いた座談会も開かれた。生徒は現場監督の仕事内容や職人との関わり方などを質問し、想像を膨らませた。(会津版)