ボクサー伊藤瑠那(福島県会津若松市出身)、初の国際大会で3位 アジア選手権U17女子52キロ級

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ボクサー伊藤瑠那(福島県会津若松市出身)、初の国際大会で3位 アジア選手権U17女子52キロ級

福島便り


福島県会津若松市出身のボクサー伊藤瑠那(15)=若松四中卒、栃木県・白鷗大足利高1年=はボクシングのアジア選手権U17(17歳以下)女子52キロ級で3位に入賞した。6日、福島民報社の取材に「初めて国際大会に出場し、貴重な経験になった」と喜びをかみしめた。今後は全国高校総体(インターハイ)3連覇と、その先にあるロサンゼルス五輪出場を目標に掲げる。
昨夏の全国大会で優勝し、出場権を得た。選手権は4月19~30日、ヨルダンで開かれた。伊藤の階級には6人が出場し、3ラウンドのトーナメントで競った。
インド代表との初戦は1ラウンドに劣勢を強いられたが、次第に相手の動きを見極め、判定勝ち。準決勝はウクライナ代表と対戦。相手は伊藤の身長165センチよりも高く、長いリーチに苦戦し、判定負けを喫した。「パンチ力も手ごわかった」という。
小学5年で競技を始めた。この春、親元を離れ、栃木県にある女子ボクシングの名門校に進んだ。「集中して練習に取り組めている」と充実の日々を送る。「高校3年間は国内で負けなしの選手になり、夢をかなえたい」と高みを見据えている。■地元有志、6月に後援会立ち上げ
伊藤を支援する会津若松市の有志は6月、後援会を立ち上げる。会長を務める目黒章三郎さん(72)が後援会員を募集している。問い合わせは事務局へ。