福島便り
障害のある子どもらの健やかな成長を支える福島県郡山市のNPO法人ぴぃかぁぶぅの設立10周年記念イベントは6日、市内の片平ふれあいセンターで開かれ、親子が運動やダンスを楽しんだ。
NPOが運営する施設の利用者ときょうだい、保護者、スタッフら約120人が参加した。吉田一也理事長が「これからも一緒に遊びましょう」と子どもらに呼び掛け、保護者に感謝を示した。10年間の思い出をスライドショーで振り返った。
歌やダンスのほか、ボール投げやビブスキャッチ、サッカーのキック練習などで楽しく体を動かした。スタッフによるサイエンスショーでは、空気が震えて音となる仕組みなどを学んだ。
参加者が色とりどりの丸いシールにメッセージを記して貼り、大きな木の形をしたNPOのロゴマークを完成させた。
同NPOは2015(平成27)年5月に設立。市内鳴神に放課後子どもクラブ「ぴこ」、キッズクラブ「からころ」、キッズスペース「ぶらーぼ」を開設している。登録者は幼児から中学生までの約80人。吉田理事長は「目の前の日常をコツコツ積み重ね、子どものための環境を残し続けたい」と決意を新たにしている。
時間は平日の午前9時30分から午後5時まで。(郡山版)