６月１日、チェロリサイタル　福島市の奏者・大槻玲香さん　帰福１０年の節目、感謝込め

福島県福島市のチェロ奏者大槻玲香さんのリサイタルは６月１日午後２時から、市内のふくしん夢の音楽堂（市音楽堂）で開かれる。帰福１０年の節目に合わせ、これまで関わった人への感謝を込めて初主催する。
大槻さんは愛知県立芸術大音楽学部への進学を機に地元福島市を離れた。２０１５（平成２７）年に市内へ戻り自宅でチェロ教室を開いたほか、市ゆかりのプロ奏者による「古関裕而のまち『ふくしまチェンバー・オーケストラ』」や個人で演奏活動を続けてきた。
リサイタルはバッハの「無伴奏チェロ組曲第３番
ハ長調ＢＷＶ１００９」、ポッパーの「演奏会用ポロネーズ作品１４」、フランクの「チェロとピアノのためのソナタイ長調」の３曲を演奏する。市内のピアノ奏者富山律子さんも出演する。
大槻さんは福島民報社を訪れ「福島で新たな縁があり、さまざまな経験をし、戻って良かったと思っている」と振り返る。「演奏を通してチェロの曲の新たな一面を知ってほしい」と呼びかけた。
全席自由。未就学児は入場不可。チケットは２千円で、市音楽堂で取り扱っている。