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福島県郡山市出身のクリエイティブディレクター箭内道彦さんが俳優の故樹木希林さんに焦点を当てた展覧会「樹木希林さんとのクリエイション」は13日、東京・表参道のアルスギャラリーで開幕した。25日まで。
箭内さんと樹木さんは2006(平成18)年にCM作品を共に制作して以来、親交が深い。昨年の樹木さんの七回忌、今年の樹木さんの夫でロックミュージシャンの内田裕也さんの七回忌に思いをはせ、敬愛する樹木さんが貫いた生き方や、共につくり上げた作品を発信する企画とした。
箭内さんが撮影した写真で、自身が創刊したフリーペーパー「月刊
風とロック」の表紙を飾った樹木さんのポスターをはじめ、希林さんと手がけた結婚情報誌のCMのカットやナレーションを紹介する展示、樹木さんから贈られたネクタイなど約20点が並んでいる。CMや写真などをまとめた映像もある。
展覧会はアルスギャラリーやビッグパレットふくしま(郡山市)などを設計した建築家で東京芸大名誉教授の北川原温さんの依頼で、ギャラリーの24周年記念展として開催。時間は午前11時から午後6時(最終日は午後5時)まで。月曜日は休館。入場無料。
箭内さんは「希林さんのクリエイターとしての一面や、希林さんと一緒に世の中に発した色あせないメッセージを来場した方に感じ取ってもらえたらうれしい」と話している。