福島のニュース
記録的な大雪の影響で、2月4日から運休しているJR只見線会津川口―只見駅間が16日、運転を再開する。福島県とJR東日本東北本部が13日、発表した。区間運休は3カ月以上にわたっており、2022(令和4)年に只見線が全線再開通して以降、最長だった。
会津川口―只見駅間では2月以降、沿線で複数の雪崩や多数の倒木があり、特に只見町の会津塩沢―会津蒲生駅間で山の上部から滑り落ちてきた雪や木が、寄岩スノーシェッドの入り口をふさぐなど、除雪作業が困難な状況が続いていた。
県は雪解けを待ち、線路上の倒木を撤去するなどの復旧作業を行った。線路や設備に目立った損傷がなく、JR東日本と協議の上で運転再開を決めた。県とJR東日本が会津川口―只見駅間で運行している代行バスは15日で終了となる。県生活交通課の松田香樹主幹は「次の冬に向けての雪対策などを検討していく」としている。