「池の水ほとんど抜く大作戦」 福島県・須賀川JC 美化活動で地域の魅力、発信

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「池の水ほとんど抜く大作戦」 福島県・須賀川JC 美化活動で地域の魅力、発信

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福島県の須賀川青年会議所(JC)は10日、子どもたちが自然に触れる機会をつくり、公園の魅力を広く発信しようと翠ケ丘公園(須賀川市)の新池の美化活動「池の水ほとんど抜く大作戦」を行った。
同JC創立60周年に合わせて実施した。JCの会員や福島へら鮒会(須賀川市)のメンバー、須賀川創英館高校のJRC部の生徒合わせて約80人が参加した。
池に網を張り、魚を傷つけないよう慎重にたぐり寄せ、高校生らが手持ちの網を使って特定外来種のブルーギルやウシガエルのオタマジャクシなど千匹以上を捕獲した。
捕獲した水生生物を水槽に移し、実数調査を合わせて行った。きれいな淡水に生息する「カジカ」や「ヤゴ」が増加していることなど公園内の多様な生態環境を確認した。
池の美化活動は2021(令和3)年にも実施しており、今回で2回目。高校生の参加は初の試み。同JCの金成優輔理事長は「子どもたちに地域の魅力を感じてもらえた。JCの取り組みに、より関心を持ってほしい」と話した。(県南版)