メロディー鳴らしてパトカー巡回 事件事故抑止へ福島県警 15日から県内全域で検証

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メロディー鳴らしてパトカー巡回 事件事故抑止へ福島県警 15日から県内全域で検証

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福島県警は15日から、パトカーでメロディーを鳴らしながら地域を巡回する。警察官の存在を音で知らせることで住民の安心感を醸成するとともに、犯罪と交通事故の抑止につなげる。16署で試行運用し、効果を検証する。
田村署で導入しているが、県内全域で取り組むのは初めて。成り済まし詐欺被害や交通事故の増加を受けた対応で、住民への注意喚起に加え、音に気付いた犯人に犯行を諦めさせる狙いもある。
午前7時から日没まで、通常通り赤色灯を点灯した上で、車両のスピーカーからビブラフォンの音を流す。「ドミレ」「ソレド」の3音で「ピーン、ポーン、パーン」と安心感を与える音色となっている。学校周辺や通学路の他、犯罪が起きやすい住宅街などで実施する。8月末まで取り組み、事件事故や警ら要望の減少につながるかどうかを検証する。
県警本部の根本雅彦地域部長は「警察官の存在を示し、被害に遭う人を1人でも減らしたい」と述べた。