34年ぶり新造のクルーズ船「飛鳥Ⅲ」の船内絵画に 郡山市のサイビさん、福島県内から唯一選出

  • [エリア] 福島市 郡山市
34年ぶり新造のクルーズ船「飛鳥Ⅲ」の船内絵画に 郡山市のサイビさん、福島県内から唯一選出

福島のニュース


福島県郡山市のサイビ(本名・猪爪歩美)さん(41)の絵画「memory」は、34年ぶりに新造された日本郵船のクルーズ客船「飛鳥Ⅲ」(7月20日就航)で展示される126作品に県内で唯一選ばれた。サイビさんは「選ばれると思わなかったが光栄だ」と語った。
コンテストは「日本の四季を旅する」をテーマに募り、日本画家や西洋画家など4人の審査員が2300点の応募の中から126点を選んだ。
「memory」は地元福島市の空を思い浮かべて描いた。油彩と石こうを使い分けて描き、3カ月かけて立体感のある作品に仕上げた。日展副理事の土屋礼一さんの名を冠した個人賞を受けた。サイビさんは「凹凸感をを楽しんでほしい」と期待している。
入賞作品は7月20日から2年間、船内で飾られる。船内展示を前に、今月16日まで、東京都のライジング・スクエア1階のアース・ガーデンで入賞作品展が開かれている。入場無料。時間は午前10時から午後6時まで。