福島県只見町の春が駅舎に広がる 会津蒲生駅のアート完成 蒲生岳、列車、手を振る人々

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福島県只見町の春が駅舎に広がる 会津蒲生駅のアート完成 蒲生岳、列車、手を振る人々

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福島県只見町がJR只見線会津蒲生駅の駅舎で制作を進めていたアートが15日、完成した。町が舞台の日台合作映画「青春18×2
君へと続く道」で劇中の絵を担当した絵本作家吉田瑠美さんが手がけ、只見の春をイメージした作品が仕上がった。
作品は幅約6メートル、高さ約3メートルの壁面に描かれた。駅周辺から見える蒲生岳と只見線の列車、列車に手を振る人々、カモシカやイタチなどの動物、カタクリや桜などを描いた。残雪がある只見の春ならではの光景が広がる。
16日に会津蒲生駅を含む会津川口―只見駅間の運転が再開される。吉田さんは「再開のタイミングで完成してうれしい。地元の人たちが作業を温かく見守ってくれた。住民や子どもたちにアートを見てほしい」と話した。
沿線の会津塩沢駅の駅舎には吉田さんが昨年制作した只見の夏をイメージした作品が描かれている。