福島のニュース
「自然の中のすうがく展～森・川・生き物にかくれたかたちと法則」は６月８日午前１０時から午後３時まで福島県二本松市郭内のにほんまつ城報館で開かれる。
日本数学協会員で「街角の数学」代表の五輪教一さん（７１）と猟師でハンドメイド作家の阿久津勝さん（５２）＝ともに市内在住＝が初めて開催する。阿久津さんは狩猟しながら山を守り、自然と共生して暮らしており、五輪さんが主宰する数楽カフェに参加したことが縁で共同企画が実現した。
葉っぱと対称性、動物の足跡とリズム、川の流れとフラクタル、花びらとフィボナッチ数列など、阿久津さんが日ごろ接している動植物や地形などに関わる数学を取り上げ、パネル展示や体験を通して紹介する。
五輪さんは「自然や日常生活の中の数学を見つけて楽しんで」と呼びかけ、阿久津さんは「自然の大切さを知ってもらうきっかけにしてほしい」と願う。参加無料。（県北版）