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福島県南相馬市の原町女声合唱団は6月1日午後2時から、市内鹿島区の鹿島生涯学習センターさくらホールで、創立50周年記念演奏会を開く。節目の公演に向け練習に励んでいる。
同団は1976(昭和51)年6月に旧原町公民館を拠点にするママさんコーラスとして発足した。2年後に「原町お母さんコーラス」と名称を変え、2007(平成19)年から現在の「原町女声合唱団」として活動を続けている。
現在は60~80代の20人が市内原町区の太田生涯学習センターで毎週1回練習し、市内の文化祭や県の合唱祭などに出演している。定期演奏会は5年に一度、開催している。
市内在住の元相馬高校長、二本松義公さんの指導を仰ぐ。「楽しくありながら向上心を忘れずに前進を」をモットーに、和気あいあいとした雰囲気の中、技術を磨いている。
「歌いつむいで50年
これからも」と銘打った記念演奏会は、4部構成で催す。女声合唱曲や組曲「海鳥の詩」、ニューミュージックを披露する。同団より2年前に結成し、ともに地域の文化振興に努めてきた市内鹿島区の「コール・かしま」のステージもある。
団員たちは練習の回数を増やし、本番に備えている。荒川綾乃代表は「支えていただいた方々への感謝を込め、心に残る歌を届けたい」と意気込んでいる。入場無料。(相双版)